賃貸とは異なり、分譲マンションではある程度の段階まで改装をすることが許されています。
購入者は長年に渡って同じマンションに住み続けますから、いくつになっても居心地の良い家であるよう、
老朽化している部分を改装したり、バリアフリー化して老後も暮らせるようにしています。
また、業者側でも古いマンションを買い取って新たに売り出すときは、一度リフォームしてから「リノベーションマンション」として売りに出すことがあります。
こうしたマンションは新築と変わらない内装でありながら、新築よりもリーズナブルに購入できるという特徴があります。
作品を重ねるごとに貫禄を増す役を演じるようになったキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
その最たる作品が『シカゴ』。
しかし、『ターミナル』では久々に初々しい役を演じてくれて、スピルバーグの目利きの良さに脱帽しました。
そして、この『幸せのレシピ』。
恋愛を二の次にニューヨークのフランス料理の厨房を仕切るキャリアウーマンな料理長。
ひょんな事から姉の子と暮らすことになってしまったり、仕事一筋の彼女の心を乱す男性まで現れ、
人生の転機をむかえようとしています。
アラフォーに差し掛かったキャサリン・ゼタ=ジョーンズにピッタリの役柄でした。
映画のつくりも派手で下品なハリウッド映画ではなく、おしゃれなフランス映画でも
見ているような心地よさ。
自分の生きがいだったレストランがどうなってしまうのか心配なところはありますが、
快心の作品だと思います。
原題は「No Reservations」(予約なし)
レストランが主な舞台になっているが、人生は予測していなかったような展開があるものだ…という意味のタイトルだろう。
それがどうして「幸せのレシピ」なのだろうか?
理由は本作が2001年の独映画「Bella Martha」邦題(マーサの幸せレシピ)のリメイクだからであるが、「マーサ」を取って「の」の位置を移動しただけの安直すぎるタイトルで、配給会社のやる気を全く感じない。
如何に洒落た邦題をつけるかで興行成績には大きな影響があるだろうが、このあまりに平凡な邦題によって、三流のテレビドラマのような印象を受けるのは残念。
キャサリン・セタジョーンズやアーロン・エッカートは実力の割には華がなく、スター性で売れる映画ではないので興行的に期待しなかったのだろうか?
映画の出来映えはスコット・ヒックス監督ならではの上質感がある。
スコット監督は本来ドキュメンタリー作品を撮るのが主な仕事なので、商業映画は今までに5本しか作製しておらず、本作も2001年の「ヒラマヤ杉〜」から数えて6年ぶりの作品である。
それだけに料理のように深く味わいながら鑑賞させて頂いた。
本作は美味しい料理のような映画である。
特別なインパクトはないが、それだけに何度でも食べられるし、食べるたびに新たな発見がありそうだ。地味ではあるが人生の一切れをスライスして見せてくれるような味わいがある。
最後はちょっとハッピーな気分になれる。
BGMとその時の主人公の感情がすごくマッチしていてとても良かったです。
観ているこちらまで悲しくなったり、幸せになったり。。。
私が一番好きなシーンは、ニックとゾーイがイタリアンディナーを一緒に作って、
それを3人で食べるシーン。
エンディングは予想できるけど、それでも見終わった後に温かくなれる映画。
主要キャスト、全員ファンなので嬉しい映画でした。
女性向けの作品です。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズの魅力で説明の足りない部分も
すべて補われてしまうのでシナリオに不満なし。
アーロン・エッカートもとってもキュートで、大女優に引けを取らない
素晴らしい存在感を放っていました。
見終わったあとはとても満足で幸せな気分にさせてもらいました。
女同士で見るならコレですよ!
誰が見てもひとりで生きていけそうな強い女性シェフが、
姪との生活、そして一人の男性コックとの出会いを通して
変わっていく姿に共感できる作品。
ラストも納得。うん、これが「幸せ」だと。
それにしても、登場する料理がどれもおいしそう。
特に、物語のキーとなるパスタが、すっごくすっごくおいしそう!
流れる音楽もポップスからクラシックまでと幅広く、
音楽好きの人も楽しめそう。
映画を見た後は、予約のいらない洒落たレストランで、
心地よい音楽をバックに食事をしたくなる・・・
そんなほんのり幸せな気分にさせてくれる作品です。
個人的には、もう少し料理がクローズアップされるといいな
と思ったので、星4つの評価です。